【弁理士の日企画】知財業界での初体験
このブログもほとんど更新できず、弁理士の日のみの更新になってしまっています。
こんにちは。弁理士の宮崎です。
今年もドクガクさんの弁理士の日に参加しています。テーマは、「知財業界での初体験」です。
知財業界での初体験
Toreruというクラウド上で商標登録ができるサイトを作った時、初めて1人目のクライアントを獲得した時の話をします。
2014年10月でしたが、まだ自分にはウェブの知識もほとんどなく、本当にこれであっているのかわからない状態でローンチしました。
なんとローンチ直後すぐに、ユーザー登録・調査申し込みがありました。
今までは自分たちの中でしかなかったものが、初めて外の世界と繋がった瞬間でした。
1人目を獲得した時は、ビックリしたと同時にめちゃくちゃ興奮したのを覚えています。
ちゃんとシステムが動いてるんだなと実感したことや、まだ調査・出願までしかシステム作っていないどうしようと思ったり、調査早くしないと等、色々なことを思っていました。
そして、翌日すぐに調査報告書を出しました。
クライアントも調査報告書を受け取ってすぐに出願依頼をしてくれました。
しかし・・・・
商標の出願公開がされて気付きました。
実は、この商標は1日違いで他の会社に先願が取られてしまったのです。
本当に1日、たった1日の差でした。
しかも、その競合する企業は、同じ県内の会社です。
その後、情報提供や、異議申立てなどできる限りの手は尽くしましたが、やはり先願主義を覆すことは難しかったです。
この経験から、1日の重要性を身に沁みるほど感じました。
嬉しかったと同時に、苦い思い出となった自分にとって忘れられないToreruの1人目のクライアントのお話でした。
ありがとうございました。
書いている間に思い出して、しんみりしています。。。