指定商品・指定役務に迷った時の行動まとめ
指定商品・指定役務決めって、簡単なものもあるのですが、中には本当に難しいものもあると思います。
弁理士の腕の見せどころではあるんですが、今までになかったものはどうすんのコレって感じがします。
指定商品・指定役務に迷った時には、この手順で解決しています。
1.似た業種の会社はどうしてるんだろう?
まずは、同じような商品・サービスを提供している会社がないかをググります。
そして、何社かピックアップして、IPDLで似た業種の指定商品・指定役務を調べます。
やっぱり1社だけじゃ不安なので、複数社見ておきたいですね。
その後、どんな商品・サービスを指定しているのか目星をつけて、決めていきます。
2.特許庁に聞く、相談する
正直、ここが最強ですね。
よく「過去に1例だけ採用されてますね~」って言われることがありますので、聞いてみて解決することが多いです。
調査の時に類似群コードが必要になるので、類似群コードも併せて聞いておきましょう。
お問い合わせは下記です。
<出願する際の指定商品(指定役務)の区分に関すること>
特許庁審査業務部商標課国際分類室
電話:03-3581-1101 内線2836
FAX:03-3580-5907
3.自分で考える
完全に一から頑張るのではなくて、先人の知恵を借りることがよいと思います。
積極的表示で参考になりそうな表現集を作っておくと便利です。
4.迷ったら、上位概念+積極的表示
積極的表示をすれば、きっちり権利取れますが、前例にないものを指定すると拒絶される可能性もあります。
そんなときのリスクヘッジとして、同じ類似群コードがある上位概念の商品・サービスを指定すると、権利範囲を守りながら、積極的表示が狙えます。
類似群コードが増えるわけではないので、かなりお勧めです。